2009年4月25日土曜日

イージング(easing) その2

今度は、ゆっくりスタートしてゆっくりと止まる例。一端だけゆっくりとさせる場合は、半周期分だけsin関数つかった。この場合は、1周期分使う。グラフにするとこんな感じ。

前回同様、青い線が等速直線運動での経過時間(フレーム数)に対する移動距離を示している。これに重ね合わせるsin関数が赤い線で書かれている。重ねあわされた結果が、緑の線。接線の傾きが速度を意味しているので、起点と終点で傾きがほぼ水平(=ゼロ)であることからも、ゆっくりとスタートし、ゆっくりと止まることが読み取れるだろう。

これを実装したのが、以下のコード。前の投稿で紹介した親関数の派生クラスである。

package com.toritoriworks.utils {
  public class BothEndsEasing extends Easing {
    public function BothEndsEasing(start:Number, end:Number, frame:int, easing:Number) {
      super(start, end, frame);
      var e:Number = easing <> 1) ? 1 : easing);
      var w:Number = 2 * Math.PI / (frame-1);
      var a:Number = e * _vx / Math.sin(w);
      for(var i:int = 0;i < frame;i++) {
        _Asin.push(a * Math.sin(w * i));
      }
    }
  }
}


最初の引数が、起点の座標、第2引数が終点の座標、第3引数が終点に至るまでのフレーム数、最後の引数が、イージングの強さになる。イージングの強さは、0以上1以下の数値で指定する。0ならば、イージング効果なしとなる。それ以外の値を入れた場合、0から1近い方の値に読み替えられる。次のコードは、起点0、終点100で、終点まで24フレームで移動する。最後の引数が1なので、この実装でのイージング効果は最大になっている。


var myEasing = new BothEndsEasing(0,100,24,1);

addEventListener(EVENT.ENTER_FRAME, frameHandler);

function frameHandler(event:Event):void {
  myMovieClip.x = myEasing.forward();
}



動作は、こんな感じになる。




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