まずは、記号の説明から。ここでは、物体の初期座標を
p0
、t
秒後の座標をp(t)
とする。そして、物体は、t1
秒後にp1
の位置で停止するものとする。ここでは、tを秒数(=時間)としたが、アクションスクリプトでのフレーム数に置き換えてもよい。最初に、単純に座標を増やす例から。つまり、先に味気ないと言ったものである。これは、等速運動と呼ばれる。先の記号を使って書けば
となる。これを時間と移動距離のグラフにすると、のようになる。線の傾きが速さに示しているグラフである。
さて、イージングの効果が着いた場合、グラフはどうなるのか?始点、終点での線の傾きが水平に近くなるような曲線になると思われる。そのような形のグラフが描ける数式として、真っ先に思い浮かぶのは三角関数である。先の、記号を使って、式を書けば、となる。単振動と呼ばれる運動だ。これを時間と移動距離のグラフにすると、のようになる。両端で線はほぼ水平になっている。つまり、ゆっくりと動き始め、ゆっくりと止まる。しかし、これを実際に使ってイージング効果を付加してみるとわかるが、意外と効果が小さいのである。次回は、他の方法を考察してみる。
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